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万年青(おもと)の飾り皿の注文。

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木地に図案を描き地すくいをし構造をつくるための荒彫をする。

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実を丸め葉の表情をつけるためにすくいを入れこなし作業に入る。

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葉のこなしや細かい化粧彫をし図の周りに刀痕をつく。尺(直径30センチ)の平皿完成。

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気温も上がり春の訪れを感じられる季節になりました。
私は花粉症に悩まされながらも懸案の仕事を地道に進めています。
なかなか計画通りにはいかないのですが(;一_一)

先日、小中学校の同窓生から久しぶりに連絡をいただき
お祝いに鎌倉彫の飾り皿を作ってほしいとの依頼をうけました。
先方の予算やデザインの希望もあり万年青(おもと)のお皿をつくることになった。
縁起の良い植物でもあり身を赤くすることでメリハリも付きます。

本日、タイミング良く彫りの仕事を一日進める予定なので
夕方から2時間この仕事にあてました。
図案を木地に描き約2ミリ半の地すくいと荒彫をすすめる。
葉の動きや薄さなどを表現するため2分5厘の浅丸刀で葉の
輪郭にすくいを入れる。
葉の表面の削りは3分浅丸刀で仕上げた。
周りの刀痕文様は4分の平刀で丁寧に皮をむくようにリズミカルに進める。

そういえばこのモチーフはもう30年前に彫りの
修行に入って初めての地すくいにと師匠から命じられた仕事でした。
当時のことは映像にはっきりと思い浮かべることができる。
優秀な師匠と兄弟子がいてラッキーだったとつくづく思う。
刀が切れない、形が悪い、深さが一定でない、段取りが悪い・・・・。
叱責を受けた内容は当時のノートに書き込まれている。
この図案は葉っぱや植物の構造を理解する上で
有益な内容満載である。
鎌倉彫を学習する方々は指導者に話を聞くとよい。

4月の初めが納期であり忙しいスケジュールであります。

それにしても花粉は厄介ですね(;一_一)






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小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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