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飯椀(めしわん)の納品。

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7月9日月曜日さわやかな快晴。
裏山の鳥のさえずりが響き渡る。
自然にかこまれた静かなここ「隠れ家漆工房青樹庵」は集中して
モノ作りに取り組めるお気に入りの環境である。

昨日なんとか納期間近の注文品である4種類の飯椀が仕上がった。
家族それぞれでお使いになるそうだ。
贈答品でなくお客様ご自身が日常,御使用になる椀である(嬉しい)。

我が工房の椀類はほとんどが布着せをする。
表裏麻布を着せる椀、内側だけの椀、口元だけの椀・・・。
予算や造形、木地の種類により着せ方も変わってくる。

乾燥や木地の狂い小さな傷などの素材の調整を行った後に
生漆を器胎に浸みこませる木固めという工程を経て布着せをする。
御飯糊や上新粉糊に漆を混ぜ麻布を貼る。
輪島地の子という下地剤と漆を練り合わせて3回塗り重ねる。
毎回最低2,3日乾燥させ研ぎを繰り返しながら進めていく。
椀は盆や皿と違い工程の進度が遅い。
塗膜を硬化させる必要がある。
下地は約2カ月かける。
のちに中塗り、上塗りを経て完成。
4か月前に取り掛かりようやく納品。

栃の木を薄く引き重量55グラムから65グラムの軽く
丈夫な御飯椀が完成した。
サービスで箸を付けてあげよう。
30年私の作品のみを使ってくれている御家族である。
いつもありがとうございます。

感謝の積み重ねでこの仕事をつづけられている。



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小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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