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漆の木

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菜園の周囲に十数本の漆の木が育っている。


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畑から見渡す丹沢の山並み。


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梅の大木。


朝9時より十数名の指導にあたる。

午後は月1回の藤沢市郊外の遠藤公民館のサークル指導だが少々時間があるのでさらに奥まった
のどかな田畑が広がる父と母が作物を育てる打戻(うちもどり)という地に足を運ぶ。
ここにはやや広めの倉庫があり4月の展示会用の展示用品や展示台に敷く布の確認に行った。

畑にはもう収穫後とあってねぎと大根しか見当たらない。
周囲を見渡すと父が長年育ててきた立派な漆の木が大きくそびえている。

漆には人々を魅了する不思議な力がある。
ウルシ科のウルシノキ(漆の木)から採取した樹液を加工した
ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料である。
また塗料としてばかりでなく接着剤としても利用されている。

漆を科学的に説明するのは後日にしておく。
漆は熱や湿気、酸やアルカリにも強く腐敗防止、防虫の効果もある。
しかし紫外線には弱く塗膜が劣化する。
自動車など陽のあたるものにはまだまだ研究の余地がある。

この漆の木を父は30年余り前より植林し育ててきた。
貴重な塗料であり採取量も少ない。
産地である岩手県浄法寺でも漆掻き職人の採る漆は多くて一日缶コーヒー一本分ぐらいだ。
塗料としては世界で一番貴重で高価なものだ。

「殺し掻き」(ころしかき)という方法で一年で幹全体に傷をつけ樹液を
採り切りその後萌芽更新のため木を倒してしまう方法がある。
その他数年にわたり採り続ける「養生掻き法」という採取方法もある。
5月から6月ごろより11月中に採液を行う。

将来、父もこの漆を使って思う存分自分の作りたい物に没頭してもらいたい。








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小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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