FC2ブログ

新しい彫刻刀

IMG_0626.jpg

本日、寒い早朝に今年はじめてストーブのお世話になる。
藤沢の彫刻教室では昨日放映されたテレビ東京の情報番組の出演について
おもしろおかしく意見を頂戴した。
商品の広告塔ではありませんよ(笑)。

よく教室で先生の刀は凄く切れると言われる。
道具のせいかななんてつぶやく生徒さんもいる。
材質、素材、メーカーは私と同じである。
我が工房では東京の小信(このぶ)という鍛冶屋さんより刃物を調達する。
長いお付き合いでここの刃物が日本一だと思っている。
最近ではもう少し刃金の柔らかい関西のメーカーさんにもお世話になっている。
少し安価だが十分、素人さんでも使いこなせる道具である。

毎日、職人仕事で刃物の消耗も早い。
小刀や刀痕を突くための4分や5分の平刀小道具は3,4年で償却してしまう。
私と素人さんの彫刻刀の違いといえばプロは柄の付いていない刃鋼のみを購入する。
また金床の上で裏刃の調節を行うこともある。
柄(木の部分)は自身の手の大きさに合わせて作成する。
職人によって長さや太さは異なる。
また左右のバランスもまちまちである。

素人さんは一日10枚20枚ものお盆を彫りあげることはないだろうが
我々は微妙な刀物に通じる柄の長さ、太さにはとても敏感である。
気に入らなければ一日で作り直さねばならない。
この微妙な道具への感覚が最も素人さんのそれとの違いだろうか。
彫りの上達には後は刀研ぎと経験、良いものを見たり良い指導者につくことである。

もっとも上記の彫刻刀への感覚が生じた頃には相当の技術を会得していると思います。
木を思いのまま削る楽しみが一番です。
ち~と難しいことをつぶやきました。
職人の独り言です。





スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

リンク
カレンダー
07 | 2021/08 | 09
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
最新記事
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード