麻布着せの仕事。


瓢箪の布着せ。

先日、知り合いの方が庭でとれた大きな瓢箪を持っておいでになりました。
以前、瓢箪を二つに割り足をつけて盛皿にした写真を見せたことがあり大そう気に入ってもらい
是非、自分のところで採れた瓢箪も同じような器にしてほしいとの注文です。
器胎が薄いので補強のために麻布を貼る必要があります。
漆の世界ではこの布を米と漆で作った糊漆などで貼ることを
「布着」せといいます。
本来は補強のための仕事ですが
最近ではこの布目を好んで装飾的な意味合いで
布の凹凸を出す表現方法をとる作り手も増えています。
私も手仕事感を出すために同様に行います。
一挙に数点の布着せを行いました。
雨が数日降り漆の乾きが早く
手さばきも自然と早くなります。
スポンサーサイト