アクセサリーの追加制作。

連休に入り鎌倉は大混雑の様相。
主だった観光地は話題のお店を中心に行列ができるほどの盛況ぶりです。
私も世間とは相まってお休みとはいかず
これからの展示会の準備や注文品の製作に日々追われる生活を余儀なくされています。
今回は小物のアクセサリーのお話。
今年、年頭に大阪堺市の泉北高島屋の展示会があり
時間のあいたときに会場の隅でアクセサリーの彫刻をしました。
展示会の合間ですが1週間ですと一日2個で10数個完成します。
工房での仕事の大半がお椀などの器類なので
アクセサリーという女性が身につける装身具に挑戦するには
ある程度勉強をしなければと知り合いの作家さん宅に押しかけ
作品を目の前にレクチャーを受けました(お酒も入り・・・・(・・?)
私が所属している(社)日本クラフトデザイン協会にも
ジュエリー作家が多く事あるごとに以前から制作についての
お話を聞くことができたのはこの分野へのステップに大きな弾みとなりました。
協会には日本ジュエリー協会で活躍しているいる方も多く
海外に展開している作家も複数います。
皆、優れた造形感覚をおもちで物作りに対して深い造詣を持っています。
クラフト展を長年拝見しているとこの分野は奥が深くとても勉強になります。
素材が金属が中心で漆のアクセサリーはどうなんだろう?
金属と比べると比重が軽いがために比較的大きなものにも取り組める。
漆の素材の多様性から木で作られてもメタリックなマチエールが表現できる。
鎌倉彫で培われた繊細な彫刻技術が生かされるのでは。
・・・・・・・。
いろいろ考える。
とにかくノートにラフスケッチを繰り返し実行に移す。
7,5ミリから9ミリほどの桂の板材を木工ミシンで刳りぬき形を作る。
周りの面を落とし同時に裏面を浅丸刀でさらう。
すると金属と違いとても軽い原型ができる。
テーマはモザイク調ということでカタチに調和するデザインで
彫り進める。
仕上がった状態が上記の写真です。
第一弾は地元の鎌倉彫業界のコンクールである
鎌倉彫創作展への出品のために制作しましたが
2カ月たちじわじわ売れて今回リニューアルの第二弾の製作です。
新しい分野で仕事もわくわく感があり大変楽しめました。
まだまだ発展途上で今後もさらにクォリティの高い仕事で
身につける方の美しさを引き立てたい(*^^)v
仕事は厳しいが前向きに楽しめたら幸せだ。
スポンサーサイト