初級漆塗り教室

木地磨きの後の生漆による木地固め。

朱漆の上塗り研ぎ。

乾口(ひくち)塗りの仕上げ工程、すり漆作業。
漆塗り教室の現状のお話。
生徒さんの多くは鎌倉彫を経験している方が多いが
最近は自分の使うお椀や箸を自らの漆を施し制作してみたいと入門する方も増えている。
男女比率は6対4で男性が多いが最近嬉しいのが複数の20代30代の女性が
漆塗りに挑戦してくれることだ。
漆かぶれの問題もあり適正もあるが医療用手袋を用意し万全の態勢で
漆塗りに取り組んでもらっているせいか今のところつらい思いは
させていないつもりである。
先日の生徒さんはかぶれ気味の体質だが
馴れが必要だと手袋を放棄し一日作業し案の定漆かぶれの洗礼を受けてしまった。
最も生漆のすり作業で少し無謀だったかも知れない。
ここの教室は鎌倉彫や乾漆、蒔絵などあらゆる漆芸を教えている。
基本はとことん指導するが原則生徒さんの好きなものを自由に塗ってもらう。
沖縄から北は仙台まで鎌倉までお越しくださる。
ありがたい。
私の持っている技術のすべてを教える覚悟である。
嬉しいことによほど特別な事情がある人以外
退会する生徒さんがいない。
一日、アトリエで過ごす時間が心地よいような教室にしたい。
見学自由ですのでご興味のある方どうぞお越しください。
(一部定員いっぱいのクラスあり、最大6名の少人数指導です。)
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