漆塗り教室。




昨晩からの強い風と雨の影響はありませんでしたか。
台風が日本縦断の可能性です。
気がかりですね。
本日は漆塗り教室で比較的経験の浅いクラスの指導に当たった。
皆、熱心でやり始めると昼食時間も忘れてしまうほどだ。
鎌倉彫の延長で取り組む方、自身で木工ロクロで挽き上げた作品を塗る方、
また能面に漆を施そうとする方、オカリナを塗る方・・それぞれ目的が異なる生徒さんたちだ。
我が工房の漆塗り教室は生徒さん自身のやりたい漆塗りを教える。
たとえ技術が伴わなくてもリスクを説明しチャレンジして頂く。
至って前向きな教室である。
完成までには長い月日がかかり途中、方向転換する方は少なくない。
プロセスの中で真剣に考えているんだろう。
生徒さんの難題はまず道具の作成から始まる。
ヘラ作りは慣れないタンバ(短刃)という刃物で使いやすい薄さまで削らなければならない。
また上塗り色漆の練り作業は多くの労力を使う。
そんな工程も楽しんでもらいたい。
完成した作品は何よりも貴い。
自身の想いが詰まっている。
何回も失敗を繰り返しようやくたどり着いた完成品である。
秋からの発表会に出品して頂こう。
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