ぐいのみの納品


暑中見舞い申し上げます。
暑い日が続きますね。
オリンピック、高校野球とイベントが目白押しでまさに熱い夏。
テレビの前で応援する姿はまさに真正日本人。
競技開始前の選手の緊張感が同化される。
その想いが我が身にも伝わってくる。
そんな瞬間が心地よい。
このドキドキ感と勝利の達成感、敗戦の落胆感の受け方は普段の応援とは明らかに違っている。
熱中症、いや興奮して熱血症にならぬようご自愛ください。
仕事は休んでいる時間もなく常に危機感を持って進めています。
以前より製作済みのぐいのみを数十個お買い上げのお客様からの連絡。
打ち合わせののち在庫のほとんどを引き取りたいとのこと。
会社の本社の竣工記念のお品だそうだ。
先日の鎌倉彫工芸館のお客様の数個の注文に続き朗報だ。
ほとんどの素材は栃と欅(けやき)だ。
原型となる見本の型をアトリエ木工室のロクロでひき上げ
長年お付き合いのある産地の挽き物屋さんにお願いする。
大体、一度に種類ごとに200個お願いする。
材料は昔からため込んだ厳選された素材を送る。
ここ数年漆器の材料となる木材が品薄で手に入りずらくなってきている。
作り手は機会あるごとに素材集めをしなくてはならない。
嬉しいことにこちらで荒挽きをしているせいか約2カ月で仕上げていただける。
工房で木固め、地の粉下地を施し中塗り2回、最後は花塗りで仕上げる。
一客大体4000円から6000円だ。
品質には自信があるしデザインも相当熟慮を繰り返し機能性も検討を重ねた。
ほとんど儲けはないがモノを作り続ける製作者の想いが十分詰まっている商品だと思う。
また作らなければ。
寝る時間もね。
毎日が感謝の連続だ。
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