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蒔き錆

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本日は午前、午後と茅ケ崎松林公民館で鎌倉彫彫サークルの指導。
展示会の反省と今後の取り組むべき課題についてのお話をした。
来場者の評判はよかったとのことだが破損品が若干出たのは残念だ。
なにはともあれ大きな事故が起きず無事会期を全う出来て安堵感で一杯だ。
お越し下さっッたお客様に感謝申し上げるとともに
会員の皆様お疲れさまでした。
今回の経験を生かして次回の展示会にチャレンジしたいと思います。

アトリエに帰り塗り仕事。
時は止まってくれない(;一_一)。
鎌倉彫独特の蒔き地の下地仕事だ。
通称「蒔き錆」という下地工程である。

輪島塗りのように地の粉のヘラ付けによる平面塗装ではなく鎌倉彫は彫刻面に塗装しなければならない。
しかも薄く何回も重ね塗りを行う。
そのため漆を塗りとの粉などの下地剤を彫刻面に蒔きつける。
乾いたのちにサンドペーパーなどで研ぐ。
漆器の中でもユニークな技法である。

日常使いの器には使えないが壁面装飾などの作品には蒔き錆を持って完成させてしまうこともある。
余りお薦め出来ないが水墨画のような濃淡が好評だ。
また塗り代金も安く済む。
しかし日常の空気中の油でしみが出来たり塗膜が薄く柔らかいため摩耗が早い。

我が工房の蒔き地仕上げは木固めや傷見錆ののち蒔きさびを2回行う。
ゴミを付けないように塗り重ね、コシのあるブラシで濃淡が出るよう磨く。
断わっておくがこの技法の適用アイテムは壁面装飾などの飾りもののみだ。

生徒さんもよく理解してもらっている。

塗りの技法は奥深い。



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小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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