夫婦椀の納品



時間がない!
納期ギリギリの綱渡りの毎日である。
おまけに漆の乾きもあまり良くない。
本日夜に注文の朱と黒の夫婦椀を10組納品。
我が工房の椀はほとんどの椀で麻布を着せる。
生漆と米糊などを半々混ぜ合わせ木胎に貼っていく。
輪島地の子の粉に生漆を混ぜ合わせ2回塗り最後に砥の粉錆を重ねる。
1週間ほど寝かせ砥石や耐水ペーパーで下地研ぎ。
中塗りを2回塗り上塗りは花塗りという技法で塗りたてて完成。
花塗りは油分のないスグロメ漆を乾く時間を調整して
塗膜にゴミが付かぬよう塗り回転風呂で2,3日乾かす。
椀中の布目と側面の刀目が我が青樹庵工房の特徴だ。
一客8400円。
在庫がない場合製作日数3カ月。
しかし納品のための包装などは苦手である。
事務員でも来ていただこうかな。
もう少し商売上手にならないといけないな。
仕事ばかのひとりごと。
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