お薦めの一冊

暑い!忙しい!焦る!
先日、慌ただしく鎌倉市内のお客様に納品に出かけ
細い路地に無理やり我が車オデッセイで入り込もうとしたら
左前のバンパーをぶつけてしまった(・・;)
そんなわけで朝から板金屋さんに車を預けにいった。
今まで30年運転していてはじめてのことだ。
年のせいかだいぶ衰えてきた。
睡眠不足もあり運転には極力注意しよう。
昨日、ポストをみると1冊の本が送られてきた。
世田谷教室の生徒さんの著書だ。
これまで数々の趣味の一つ中国の水煙草の器、鼻煙壺(びえんこう)の
コレクションの図録かと思いきや様子が違う。(この分野では日本第一人者)
自身の半生をつづった自伝、回顧録の重厚な内容らしい。
朝、一仕事終えコーヒーブレイクのひと時パラパラとページをめくってみた。
気がつくと1時間余り一挙に読み込んでしまった。
いゃ~~感銘した。
普段、教室で著者は断片的に過去の出来事をエピソードを添えて
おもしろくお話してくださるのだが具体的に時系列で現場の空気を
表した一節一節は引き込まれるし自身の生き方の指針にもなる。
著者はこの10月で85歳になる。
東京商船大学、一ツ橋大学を経て伊藤忠商事に入社。
財務、貿易実務を経験したのち香港で営業を担当。
スーパーを全国展開したのち初代ファミリーマート社長として
今の会社の礎をつくった。
著書は自身の「なにくそ!」精神から粘り強く商いを続けること、
人との信頼関係の大切さや経営者は機敏であれなど自らの失敗談を
交え説得力ある文脈で綴っている。
全ての商いはお客様の笑顔で完結する。
振り返ると豊かな人生かなとのこと。
夏休みでお会いできないが9月からの教室で
さらに掘り下げてお話をうかがおう(*^_^*)
生き方に力を与えてくれる1冊だ。
初代ファミリーマート社長
沖 正一郎の流儀
「商いは倦きない」
里文出版 定価本体1200円+消費税
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