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コクソ。

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漆の仕事は下地が最も大切な工程だ。
品物の良し悪しはここで決まってしまう。(断言!)
とくに指し物木地の接合部の補強はしっかりと行う。
この工程をおろそかにすると経年劣化で木の合わせ目から割れや裂け目が出て
塗膜に悪影響をおよぼす。
これはとても重要で気を抜けない仕事である。

まずこくそ彫りといって木の合わせ目を丸刀で彫り、ご飯のりと漆を混ぜた「のりうるし」で
この溝いっぱいに布を張り付ける。
乾燥後、のりうるしに木の粉とつなぎの綿を混ぜ合わせ
「こくそ」という漆のパテで溝を埋める。
乾燥後に原型に彫り戻す。

しかし堅牢な漆器にするためには完全に乾燥させなければならない。
3カ月から半年は寝かす必要がある。
今、「こくそ」した作品はこのまま3カ月は寝かせる。
指し物木地は手間をかけなければならない。
(重箱も丸い挽き物木地であればこの工程がなく時間はかからない。)
この作業を経て3代4代と愛用される器となる。



うるしの仕事は表に出ない下地に手間をかける。



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小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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