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麻布着せの仕事。

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瓢箪の布着せ。

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先日、知り合いの方が庭でとれた大きな瓢箪を持っておいでになりました。
以前、瓢箪を二つに割り足をつけて盛皿にした写真を見せたことがあり大そう気に入ってもらい
是非、自分のところで採れた瓢箪も同じような器にしてほしいとの注文です。

器胎が薄いので補強のために麻布を貼る必要があります。
漆の世界ではこの布を米と漆で作った糊漆などで貼ることを
「布着」せといいます。

本来は補強のための仕事ですが
最近ではこの布目を好んで装飾的な意味合いで
布の凹凸を出す表現方法をとる作り手も増えています。
私も手仕事感を出すために同様に行います。

一挙に数点の布着せを行いました。
雨が数日降り漆の乾きが早く
手さばきも自然と早くなります。








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塗工程  下地

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彫刻部分は繊細な彫りを生かすため肌が整いやすい「との粉蒔き地」にする。


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椀などの日常使いの什器類は堅牢な肌を作るため
炭粉や輪島地の子の蒔き地を数回繰り返す。




新しい年を迎えましたが年頭から
横浜高島屋などの展示会が続き工房の仕事も
ようやく軌道に乗ってきました。
展示会のほうも多くの来場者に恵まれ
また愛好者のご支援で所期の目的を達成できました。
ありがとうございます。

落ち着きを取り戻し工房仕事に注力します。
彫刻仕事はある程度進みましたので
塗仕事に比重を移し連日、漆まみれになっています。
丁寧にサンドペーパーなどで木地を磨き
面取りや肌荒れなどを調整します。
同時に砥の粉錆やコクソでキズを拾っていきます。
生漆を木地に浸み込ませいよいよ下地材を塗ります。
各工房にもそれぞれやり方があろうと思いますが
またアイテムにより適材適所に下地方法を変えていきます。

盆皿の平らな部分はとの粉と生漆を混ぜ合わせた砥の粉錆を複数回
ヒノキのへらで平らにひきます。(へら付け)
彫刻部分は砥の粉や炭粉の蒔き地を施します。
砥石や耐水ペーパーで塗膜を研磨し整え更に砥の粉錆で小さな傷を拾っていきます。


漆器の下地は塗ってしまえば見えないこの工程が
最も大切だといっても過言ではありません。

良質の漆器は下地が強い。











特注硯箱の納品。

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毎日暑い日が続きますがお変わりありませんでしょうか。
台風が関東地方に接近中。
明日以降は工房で仕事に集中します。
本日、宅急便や支払い、手続き、仕事の打ち合わせなど
鎌倉、藤沢、横浜とバイクで走り回りました。

数か月前、JR名古屋高島屋展にてお客様より
長さ30センチの筆の入る硯箱のご注文をいただきました。
その時は何とか木地も調達できるだろうと
楽観的にお受けしたのですが
なかなかこのサイズの硯箱は知り合いも木地屋さんも
問い合わせたのですが手に入りません。
地方の指物師に相談すると予算内では作れないということで
私自身でこの素材を作ることにしました。
複数の鉋(かんな)がけを行い完成。
注文の網代文様を彫り上げかい込みコクソ、
布着せ、地の子錆の下地、中塗り、上塗り、磨きと何十の
工程を経て4ヶ月で完成。
予算以上に手間をかけてしまいましたが
久しぶりに良い充実したs仕事を経験させていただきました。

納品後すぐにお客様からお礼と喜びの
電話をいただきました。
仕事冥利。






久しぶりの休日


大船観音IMG_1112



2IMG_1097フラワーセンター大船植物園


6フラワーセンター大船植物園


3IMG_1102フラワーセンター大船植物園




5フラワーセンター大船植物園


いい天気の土曜日。
気温も25℃まで上がり初夏の空気を感じ取れます。
2月の名古屋高島屋の展示会での注文品が仕上がり第一弾を納品しました。
友人が鎌倉に遊びに来ることに便乗ししばらく訪れなかった
大船周辺の観光スポットを探索しました。
まずは神奈川県立フラワーセンター大船植物園からこの4月に
「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称でリニューアルオープンした
植物園を見学。
この季節はバラ、シャクヤクが特に美しく多くのギャラリーでにぎわっていました。
どちらも鎌倉彫の題材として人気もあるモチーフなので
私も写真簡易スケッチに熱中し暑い気温も気にせず2時間半余りの時間を
満喫できました。
近くのコーナンショッピングモールで買い物をし
周辺で食事。
駅まで歩こうということでしたが
丘の上にそびえる大船観音を見学しようということになり
急な山道を登り拝観。
20年ぶりだろうか普段何度も下から見上げている
観音様ですが真下で見るとなぜか心が穏やかになります。
近くにいながらその歴史や魅力に気が付かず
見過ごしてしまいました。

身近にはまだまだ心惹かれる場があります。








鎌倉彫梅文がま口


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梅文がま口。口金4寸。マチ有。。牛革(イタリアより輸入) 朱蒔き柚肌塗。
本体価格15000円、税込み16200円。現在6~8ヶ月納品までお時間いただいております。
9月の横浜高島屋展に出品予定。

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エンブレム、球、裏板などパーツの製作。

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こんにちは。
大変ご無沙汰しています。
スギやヒノキの花粉もそろそろ峠を越え
私自身の体調もだいぶ好転してまいりました。
1月からのいくつかの大きな展示会も何とか切り抜け
普段のものつくりの職人仕事に戻りつつあります。
新しい提案もいくつかあり多くの使い手に受け入れられたことは
作り手として大きな喜びであります。
現状に甘んじず新しいステップを踏みこめるよう精進しなければという思いです。
また6月から展示会の予定が複数入っており
新たなチャレンジの始まりを迎えます。
刺激的な4月、5月です。

本日は久しぶりに商品のお話を少し。
10年近く前から革作家とのコラボでがま口やバッグに鎌倉彫の
エンブレムを組み込んだ商品を各地のデパートで販売しています。
最初の頃は私自身も本流から外れた亜流商品として売り場の隅に2,3個
ひっそり置く程度でした。
動き出したのは5,6年前からで、改良を重ね地道に
お客様にアピールし続けた結果少しずつ口コミもあり
消費者に受け入れられてきました。
そんな動きの中NHKイッピンのディレクターさんに気に入っていただき
1年前に放映されました。
今までにないくらいの注文が殺到し現在でも数十の注文が入っています。
これといって小さな工房ですので人的資源もなく工房が
パンクしそうな状態ですので宣伝も一切していません。
出張教室から帰ると閉ざされたアトリエの前に遠路新潟や仙台、静岡などから
突然ネットで調べたというお客様がお待ちいただいていることも何回かありました。
ものつくり人にとってこんなうれしいことはありません。

長らくクラフトデザイン協会などに在籍し異素材の作家さんとのコラボ商品開発は
いくつも繰り返してまいりました。
鎌倉彫のウイングを広げ多様性豊かな提案をしたいがため
好んでコラボ作品に取り組んできました。
残念ながら結果は芳しくなくたち切れのものがほとんどです。
しかしながらバッグやがま口の製作は楽しめます。
おそらく革作家さんとの信頼醸成と感覚の調和があるためだと思います。
もう十年も私の我がままにお付き合いくださり心より
感謝申し上げます。
これからも自分勝手なわたくしに力をお貸しください。

新しいがま口も構想に入っております。





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3月納品。利休銀杏文棗。
税込み価格129600円(本体価格120000円)納期4ヶ月。
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布着せ網代文茶筒  税込み価格21600円 桂 在庫2。

ご用命はFAX0467-67-7251鎌倉彫製造直売の 青樹庵工房まで。










プロフィール

小園 敏樹

Author:小園 敏樹
鎌倉で生まれ育った。鎌倉彫職人。漆造形作家。花や自然、
美しいものを愛する男です。O型

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